久しぶりに紙のほうの話でもしようかと
今回は2コスブーストについて
前環境のシータミッツァイルの時に初動は9がスタンダードとなりつつあったが、今環境から初動が10枚のリストを見かけるようになった
(ちなみに筆者か所持してる黒緑ヨミジは初動10です)
初動が多いほど2ターン目に撃てる確率が高くなるし、いいんじゃないと思われるかもしれない
では何故初動8が今までのスタンダードだったのだろうか?
- 2枚目以降に役割がない
- デッキスロットを圧迫する
- 2枚目以降に役割がない
デュエルマスターズは基本的にコストが大きいほどカードパワーが高く、得られるアドバンテージが大きい
2ターン目にブーストする役割の初動は、3ターン目以降になるとコストの大きいカードが優先して使われ撃つタイミングを失う
2枚目ならマナに置けるので良いが3枚以上引くと悲惨なことになる
- デッキスロットを圧迫する
初動を10枚積むとデッキの1/4を占めることになる
先程書いた通りコストが大きいほどカードパワーが高いので、初動を入れすぎるとデッキパワーが低くなる原因になる
なので先行2ターン目で約75%で引ける8枚がスタンダードであった
では何故初動が9枚以上積まれるようになったのか?
それはGRそしてマナドライブというシステムが大きく関わっている
- 2枚目以降に役割ができた
- デッキスロットに余裕ができた
- 2ターン目にブーストを撃つことが重要になった
- 2枚目以降に役割ができた
マナドライブとは色とマナの数の条件を満たしていれば追加の効果を得る能力である
中でも天啓とマリゴルドに代表されるマナドライブ6は凄まじいアドバンテージを稼いでくれる
それをいち早く達成するためにブーストを撃った後の3ターン目にもブーストを撃つという役割ができた
- デッキスロットに余裕ができた
GRにはアドバンテージを稼ぐ(天啓、マリゴルド、サザン、クリスマなど)
メタカード(ゼンノー、ポクタマ、ショッカーなど)
フィニッシュ(ヨミジ、アカカゲなど)という役割のカードが積まれている
なのでメインデッキに今挙げた役割のカードを積まなくて良くなり、デッキにスペースができた
つまりメインデッキにはブースト、GRするカード、少量のループさせるカードでデッキが成り立ってしまう
- 2ターン目にブーストを撃つことが重要になった
いち早くマナドライブ6を達成するには2→4→6のマナカーブが適切である
なので2ターン目に初動を引き込みやすくするように採用枚数が増えていった
マナドライブに頼るデッキ同士の対決だと2ターン目にブーストが撃てないことが負けに直結するのも初動の枚数が増えた要因と考えられる
初動の枚数が増えたということは再現性が高まったということなので、先手がかなり有利な環境になったのだろうと思う
結論
GRシステムは初動さえ変えてしまった