赤単ブランドを考える

 

特長

  • 赤単色、1コスト16枚前後により圧倒的再現性と圧倒的速度を生み出す

 

つまり自分の動きを押し付けることにより、トリガーや返し札を要求することが出来る

 

一昨日、知り合いが赤単ブランドを使っているのを眺めていてもその速度に耐えうるデッキはそうそうない

 

 

今回は以下の3つについて考える

  1. ミッツァイルの枚数について
  2.  1コストの枚数について
  3. ミクセルへの対処

 

 

  • ミッツァイルの枚数について

このデッキのフィニッシャーは“罰怒”ブランドとBAKUOON・ミッツァイルである

優先度は“罰怒”ブランドの方が高い

ミッツァイルは3ターンで出すには1,2ターン目に出したクリーチャーが盤面に残ってないといけない

その点“罰怒”ブランドは1コストを2枚やチクタックを抱えていたら3ターンで簡単に打点形成できる

なので“罰怒”ブランドは4確、ミッツァイルの枚数が悩むところである

 

とりあえず先行3ターン目に“罰怒”ブランドかミッツァイルが手札にくる確率を求めた

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自分はマンマ無しで75%以上引きたいのでミッツァイルは3以上

マンマ有りの7投とマンマ無しの8投だと引ける確率が同じなので1枠でマンマかミッツァイルか迷ったらマンマを選択することに

 

  • 1コストの枚数について

このデッキの動きをおさらいしよう

基本的な3キルルートは

1コスト➡マンマ系統、ワンパン➡1コスト2枚orチクタック+罰怒orミッツァイル

となる

初ターンに殴れる1コストを出したいし(チクタックのバリューが上がるため)、1コストを3枚使う場合もある

 

先行3ターン目までに1コストを3枚以上引ける確率を調べると(2枚以上引ける確率の求め方を知らないのでツールを使いました)

 

15投の場合55.6%、後手orマンマ系統が絡めば67.4%

16投の場合61.7%、後手orマンマ系統が絡めば73.1%

17投の場合67.4%、後手orマンマ系統が絡めば78.3%

 

思ったより低いがチクタックが絡むプランでは初手に殴れる1コストがあればいいので、合わせれば許容できる確率になると思う

 

 

ここでマンマ系統についてだが、ミッツァイルプランをやりやすくできるし、触れられる枚数を増やして3キルの安定性を上げてくれるのでガン積みするという結論に

TOKKO-BOON!という選択肢もあるが先手だとチクタックがないと3キルプランを取れない

チクタック起動のために1点入れる役割もあるが初手に殴れる1コストが引ける確率が86%あるので不要と判断

 

最終的なリストがこちら

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3キル出来る確率を求めてみた

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結果は70.7%

正直計算が合ってる自信はない

 

なのでプロキシを作って筆者お得意の100回回しをした

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なんと82回も3キル出来る手札になった

上振れてんなぁと思われるかもしれないが3キルルートがたくさん見つかった

1コスソニックソニック

1コス1コスソニック+バルチュリス

早期の轟轟轟着地

マンマ1コス1コス罰怒+バルチュリスor轟轟轟

1コス1コス1コスミッツァイル

こんなにルートがあれば8割位あっても不思議ではない

 

  • ミクセルへの対処

環境上で使われていて1番厄介なカードは奇石ミクセルであろう

主に赤白サンマックスに採用されており、キャストされるだけでブランドやミッツァイルが着地せず速度が半減しキルターンを覆される(最近噂の青白スコーラーにも採用されているらしい?)

 

轟轟轟で使われていたハエタタキやフンバルさんは後手だとハンドに余裕があるが先行だとハンドがカツカツで抱える余裕がなさそうだと思った

轟轟轟では空撃ちしてハンドを減らす役割があったがこのデッキはハンドを整えるデッキなので除去以外の役割がない

ミクセルが入ってないデッキに対しては腐るので微妙かと思う

 

ならば除去以外に役割を持てるカードとして思い付いたのが勇愛の天秤

マンマ系統より1枚見える枚数が多いので足りないパーツを持ってきやすくなる

問題はミッツァイルによる3キルが出来なくなること

ミッツァイル抜いてブランドがハンドにくる確率を求めたが微妙過ぎたのでミッツァイル抜いてまで入れるカードではない

 

他にはチョキパンがあるが除去が不確定過ぎるし3キルプランがほとんど取れない

 

 

結局デッキパワーを落とさず除去カードを入れることは難しい

ミクセルをキャストされる確率は先手で50%、後手で56%なので半分位はキャストされないし先行2ターンでソニック+バルチュリスか轟轟轟着地で勝ち目はあるから無理して入れる必要はないと思う

 

ここで先ほど否定していたTOKKO-BOON!ですが1/3でミクセルを除去できてバルチュリスが絡むプランで強いので採用が有りな気がしてきた(やっと採用されている理由がわかった)

 

 

筆者はメタに寄せた構築にするのが嫌いなのでこうなりましたが、4キルでも許容であったりミクセルが流行ったりするならば除去カードやTOKKO-BOON!を採用してください

 

 

 

最後に

未だかつてこんなに高い確率で3キル出来るデッキがあっただろうか

黒緑速効ではナスマーチが要求される

ヒラメキスネークは3ターンで展開は出来るがキルまでは不可能に近い

赤単ガトリングはガトリングを引かなくてはならない

レッドゾーンは1コスト+トップギアかフォースを引かなければならない

バスターはドルガンバスターアパッチというそれぞれ4投のカードを揃えなくてはならない

轟轟轟はスコールのせいで実質みたいなところはあるが結局轟轟轟かフォースを引かなければならない

青単ムートピアは実戦で1回と一人回しで2回しかしたことがない

ヒラメキウォズレックは1枚のヒラメキに依存しているので安定しているとは到底言えない

ベアフガンや成長バスターは同じ位の確率を出せると思うがミクセル以外のメタカードもぶっ刺さる

 

そう考えるといかにこのデッキがヤバイかがわかるだろう

何故こんなに安定しているのだろうか

単色デッキである、1コストがたくさん積める、キルルートが豊富

それらもあるだろう

だが1番の要因は同じフィニッシャーという役割を持つブランドとミッツァイルが8枚まで積めることにあると思う

それを回しているなかで実感した

 

もちろんこのデッキにも弱点はある

それは受けを乗り越える術がないことだ

現代デュエルマスターズではアグロデッキに単騎、ラフルル、チャフ等が採用されており相手の受けを乗り越えてきた

このデッキには採用出来ないがそれでも十分戦えるデッキである

 

僕はミッツァイルとドープが高いので組みません

 

 

おまけ

禁断に3投のバルチュリスが落ちてる確率は40%です

テック団を撃つときの参考までに